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【ラルク】続・今更アルバム[ray]をまだ語る。【後編】

今更語るシリーズ[ray]編の後編になります。あすかるです。

 

 

前編はこちらから読んでみてください。

blog.virtualspace.jp

 

今回は後編ということで6曲目からラスト11曲目までを語ります。

 

前半部分もなかなか濃いアルバムですが、後半はポップさを抑え

ダークでハードな曲ばかりの流れに変わります。

 

個人的にはちょうどここでお話しする6曲目から印象がガラリと変わり、

このアルバムの真の顔が見える気がしています。

それに合わせて?折り返し地点っぽくもあり、初めて聴く人は

ここをひとつの区切りとしてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

さて、前置きが長くなってしまうので早速語らせていただきます…。

 

 

 

6.L'heure

(作詞・作曲 yukihiro

珍しくゆっきーの曲!と思いきや、この曲はボーカルのない

いわゆるインスト(インストゥルメンタル)曲というやつです。

インスト曲と言っても一応セリフ的なのはついているので

クレジットには「作詞」とついているようです。

 

そしてこの曲の詞なのですが…

和訳すると『暇だからいちゃいちゃしようよ』みたいな感じらしいです。

厳密に言えばもっとガッツリ言ってます。ここで書けないだけです。笑

 

5曲目の[snow drop]からの明るさを少し取り除く感覚で聴くと

次の曲が入ってきやすいかもしれませんね。

 

 

 

7.花葬

(11thシングル。作詞 hyde 作曲 ken)

この曲もラルクの中では大定番。シングル3枚同時発売の中の1曲。

元々はHONEYカップリング曲になる予定だったらしいのですが、

タイアップが決まったことで急遽シングルカットされたそうです。

 

悲しげなギターでイントロが始まって、そこから歌い出したと思ったら

歌詞やメロディまで悲しげ。一生悲しげ。ダークなラルク、ここにあり。笑

 

作曲のkenちゃんhydeさんに作詞を任せる時に、

「死を連想させるような詞にしてほしい」とお願いしたところ

まさにピッタリな詞がついて、そのセンスにとても感動したとか。

 

個人的にはその詞やメロディももちろんですが、

特に聴いてほしいのはベース!このうねるようなライン!

とてもちょっと練習しただけじゃ弾けるもんじゃないです。笑

 

ベースまで歌えるようになったら私と5日は語れます。笑

 

 

 

8.浸食 〜lose control〜

(12thシングル。作詞 hyde 作曲 ken)

シングル3枚同時発売の中の1曲なのに、どうしても定番から外れがち。笑

 

正直に言えば、この曲は万人受けする曲ではないと思います。

だけど逆にこの曲の魅力にハマってしまった人は

ダークなラルクという深い沼に肩まで浸かったも同然。笑

 

暗く、激しく。どこか破壊衝動さえ呼び起こされそうな曲調は

初めて聴いた時から文字通りの衝撃的な感覚でした。

 

それもそのはず、98年公開のアメリカ版「GODZILLA」の

作中で使われており、サウンドトラックにも収録されているんです。

 

何も知らずに聴いた曲で色んな感情を持ち、

それがまさかゴジラの挿入歌って本当すごいですよね。

曲を聴いただけで色々なイメージを持たせられるってアーティスト

としてももちろんすごいし、聴き手も飽きずに楽しめますよね。

 

 

9.trick

(作詞・作曲 yukihiro

ラルク屈指のストレートなロックチューンと言っても過言ではない

くらい分かりやすいロック、そして全英語詞による洋楽らしさも

相まっていい意味でラルクらしくない、でもラルク味な1曲。

 

ライブでは全員がボーカルをしたりギターを弾いたり

パーカッションをしたりステージを移動したりそれごと移動したりして

ライブ本編中盤以降で大盛り上がりする曲です。

 

ドエルのみなさんはもちろん、ラルク初心者におすすめしたい理由は

フレーズが繰り返しが多くて覚えやすいんですよね。笑

だからこそ覚えたての曲でもすぐにライブで一緒に盛り上がれる!

そして全員ボーカルの良さを身に染みて感じると思います。

 

とにかくかっこいい。これがラルク4人の強さだと実感できる曲、

それ以上にやはり全員の歌声に聞き惚れること間違いなしです。

 

 

10.いばらの涙

(作詞・作曲 hyde

the 神曲まずは何も知らずに聴いてほしい。

イントロから引きこまれ、AメロBメロと続き、

サビに入った瞬間に目覚めるように自分の全てを飲み込んでいく。

そんな曲調の優しくも激しい1曲になっています。

 

メロディは低音もあり、透き通った高音部分もあり、

ここはラルクらしさというよりhydeらしさや、その歌声の良さに

素直に惹きつけられ、切なさを誘う曲調と合わさって

言葉を失います。私は失いました。笑

 

何よりもまず聴いてもらいたい!

そして感想をください!

 

心を鷲掴みにされる感覚、心がぎゅっとなる感覚。

 

ぜひ味わってください。感想お待ちしております。

 

 

11.the silver shining

(作詞 hyde 作曲 ken)

前曲で心拍数も上がり、熱を持った体を良い意味で

クールダウンさせてくれるしっとり静かな1曲。

 

ほぼ英語詞で歌詞の意味は理解するのには難しくも、

引き続きhydeらしい低音高音織り交ぜられたメロディ

素直にその歌唱力に心を持っていかれます。

 

直訳的な和訳での個人的な歌詞の解釈としては、

このアルバムの全ての終わり、

そして隠れたテーマであった『戦争』の終結

 

「全てが終わり、全てを失い、それでも変わらずそこにある

太陽や月の輝きに包まれ僕はまた進んで行く。」

 

終わりを迎えた世界でも生きていくことを選ぶ。

そしてそんな曲をアルバムの最後に持ってくることが

本当に終わるんだという気持ちにさせてくれます。

 

メロディやボーカルの良さも去ることながら、

個人的に好きなポイントは大サビからアウトロのベース。とてもコア

 

低音楽器のベースがこの曲の最後には

超高音域でギターと共に主旋律を支えているんです。

 

ラルクってこういう珍しい曲の作り方をするから

聴いてて絶対に飽きないんですよね。笑

 

この曲もご自身で聴いていただき、その耳で

この感覚を感じ取ってもらいたいと思います。

 

 

 

 

長くなりましたがここまでで全曲終了です!

 

 

…まだまだ書き足りないことたくさんある気がしますね。笑

 

 

話し出したら終わりがないことで有名な私ですが、

このアルバムは本当に終わったことがないです。(7割本当

 

 

ドエルの皆さんにはこの記事を読みながら今一度、

ラルク初心者の方はここからこのアルバムを聴いてみませんか?

 

もし曲についてまだまだ聞きたいことがありましたら

コメント欄にてどんどん聞いてください。

聞かれてないことまで答えそうなほど前のめりでお答えします。笑

 

 

 

次回の第3弾となる今更語るシリーズは

1996年発売のアルバム『True』を予定しております。

 

こちらもファン必聴、そして初心者も聴きやすいアルバムなので

全曲解説を楽しみにお待ちください…。

 

 

第1弾の前後編、そして今回の前編をご紹介して今回はお別れです。

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

また次回の今更語るシリーズでお会いしましょう。